高脂血症:脂質異常症
高脂血症とは?
血液中に、脂肪分が異常に多い状態のことです。ここでいう脂肪分とは、コレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)です。どちらも生きていくのに必要な成分ですが、これらが増えすぎると体のバランスが崩れてしまい、動脈硬化などを進行する原因になります。日本には現在、高脂血症の人が2000万人にいるといわれています。
高脂血症の危険性とは?
自覚症状がなくても、気づかないうちにどんどん健康を害していくところが、高脂血症の恐ろしいところです。つまり、血液検査をすれば異常が見られるだけで何の不自由も感じず、自覚症状もありませんが、高脂血症が長く続くと動脈硬化が進行して血管が狭くなったり、プラークが破裂して血管の中で血の塊が出来てしまったりして、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を引き起こすこともあります。
高脂血症の食事療法のポイントは?
- カロリーを制限する
- コレステロールの多い食事は控えめに・・・
- 動物の油より植物の油、魚の油をとる
- 食物繊維をしっかりとる
- 味付けはなるべく薄めにする
高脂血症の運動療法のポイントは?
無理をせずに長続きするもの
ウォーキング、水泳、体操、ジョギング、サイクリング